株式会社池田泉州銀行 様

高速でシンプル、かつ高い信頼性といったお客さまの要望に応えた『イーサネットVPN』

株式会社池田泉州銀行様外観
課題
顧客満足度向上 / BCP対策
業種
金融
従業員規模
1,001名以上
導入サービス
イーサネットVPN / イーサ専用線

企業が取り扱う情報は多岐にわたり、その量も莫大なものになっている。特に金融機関では、より一層のセキュリティの強化や通信の高速化が求められ、情報通信ネットワークの再構築が大きなテーマともなっていた。

サービス導入レポート

初期の迅速な対応で得た大きな信頼

2010年5月に池田銀行と泉州銀行が合併し誕生した池田泉州銀行は、独立系地方銀行として「地域の皆さまからのご支持No.1」を目指し、独自の成長戦略を掲げている。この池田泉州銀行(当時池田銀行)が、情報量の増大に伴う情報流通の高度化・信頼性向上、コスト削減を目指し、2003年に情報通信ネットワークの新システム構築に取り組むこととなった。
そうした状況の中で、金融機関に求められる高い稼働率とセキュリティを誇るケイ・オプティコムの『イーサネットVPN』が採用されることになった。
当初はシンプルなネットワークを、ということで池田泉州銀行のシステムセンターである三田情報センター(兵庫県三田市)を中心としたネットワーク構成を実現して欲しいとの要望が出された。当時を振り返り、池田泉州銀行リスク統括部上席調査役(当時池田銀行事務統括部調査役)の花立賢一氏は、「三田情報センターは店舗網の西の端に位置し、センターを中心にネットワークを構築する場合、距離に依存しない料金体系の新しいネットワークサービスが当行には非常に有効と考えていました。実際には実績面で新しいサービスの採用にはためらいもありましたが、ご担当者さまの積極的な提案と、素早い対応に安心感を持って取り組むことができました」と、語る。

新たなサービスで高いコストパフォーマンスを実現

きめ細かなケイ・オプティコムならではの提案が、池田泉州銀行での採用の大きな要因となった。「同じ営業地盤ということもあって、ATMコーナーを含めた全店舗へスムーズに設備を展開していただきました。リスク軽減の観点から、隣接店舗へのアクセス回線を2種類に分散するといったキャリア側のネットワーク構成にも当行の希望を反映していただきました」と、花立氏。
今回採用された光ネットワークの魅力は、今後の広帯域化に対応可能なインフラであるということだ。ケイ・オプティコムと共に情報システムの企画、構築、運用などの業務を一括して請け負ったシステムインテグレーターの株式会社日立システムアンドサービス(現株式会社日立ソリューションズ)の前川直樹氏は、「我々サイドからもケイ・オプティコムの光ネットワークを提案させていただきましたが、本当に予想以上に信頼度の高い回線だと改めて認識しました」と、話す。
実際の店舗工事においても、池田泉州銀行システム部調査役(当時池田銀行事務統括部調査役)の棚橋広明氏は、「店舗への光ファイバー施設工事の調整でもケイ・オプティコムさんには最後までよくサポートしていただき、本当に助かりました」と、感想を語った。

打ち合わせ

写真左から、株式会社日立ソリューションズ前川直樹氏、株式会社池田泉州銀行山中徹氏、花立賢一氏、棚橋広明氏と打ち合わせをする西田保蔵。およそ1年間にわたって基本構想のすり合わせが行われた。

本格稼働で新しいスタート

「回線も機器も、トラブルがないということはない。むしろ、あると思っています。新しいサービスの採用には、当行を信頼してご利用いただいているお客さまにご迷惑をお掛けしないよう、きっちりとしたバックアップシステムの担保が必要と考えています。2005年1月からの本格運用開始に向けての試験運用はもちろん、現在までバックアップシステムが活躍するような事態は発生していません。非常に安定的な状況に満足しています」と、花立氏。
さらに言葉を続け、「ネットワークは、時折見直しが必要だと考えています。我々銀行のサービス内容も変化しますし、ネットワーク技術も進化します。そういった意味からも、ケイ・オプティコムさんには引き続きいろんな提案を積極的にお願いしたいものです」と、結んだ。
新しい時代に向けて、ケイ・オプティコムにかかる期待は大きい。

ネットワーク構成

ネットワーク構成図

お客さまプロフィール

株式会社池田泉州銀行
本店:大阪市北区茶屋町18-14
TEL:06-6375-1005(代表)
http://www.sihd-bk.jp/

2010年5月1日、池田銀行と泉州銀行が合併し誕生した池田泉州銀行は、預金量約4兆3,000億円(2010年5月現在)の関西を代表する独立系地方銀行。4つの政令指定都市、そして阪神港と3つの空港を有した、全国有数の恵まれたマーケットを営業地盤に、地の利を活かした“アジア・チャイナビジネス”の強化、産・学・官の連携で培った“先進テクノロジー”の活用、法人個人一体の“プライベートバンキング業務”の推進という独自の成長戦略を掲げている。合併により、地域全体に貢献していく力、地域からの期待、銀行自身のポテンシャルが飛躍的に向上。「恵まれた地盤」と「それを生かす独自戦略」により、日本を代表する地方銀行を目指している。

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お客さまの声

これからにも大きな期待!

ケイ・オプティコムさんとは早い段階から信頼関係を築けたことが、大きな一歩になったと思います。これからもご協力をいただきたいし、新しいメニュー提案も楽しみにしています。

サービス名、会社名等は、各社の商標または登録商標です。
掲載内容は2013年3月時点のものです。

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