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プレスリリース

2016年プレスリリース

    • News Release

    インバウンド対応を活性化させる通訳サービス
    「クラウド通訳」のトライアル実施について 〜クラウドソーシングで小規模店舗にも通訳サポート〜

    2016年4月1日
    株式会社ケイ・オプティコム

    株式会社ケイ・オプティコム(以下ケイ・オプティコム、代表取締役社長:藤野 隆雄/本社:大阪市北区)は、クラウドソーシング※1を活用した動画チャット※2通訳サービス「クラウド通訳」を、兵庫県豊岡市(以下、豊岡市)の城崎温泉エリアで、2016年4月4日(月)よりサービストライアルを開始いたします。

    1.背景と目的

    2015年は過去最高となる約1,973万人※3の外国人旅行者が来日いたしました。海外から旅行者が多く訪問している中、旅行者も店舗側も「言葉が通じないこと」に不便さを感じています。一方、一般的な通訳サービスは料金が高額で、小売店舗ではハードルが高い状況です。

    豊岡市を訪問した外国人訪問客数 画像

    本サービスは、この問題をクラウドソーシングで解決し、安価な通訳サービスの実現をめざします。トライアルでは、豊岡市役所および城崎温泉観光協会の協力の下、城崎温泉エリアで実施します。豊岡市は関西の観光地の中でも外国人観光客の増加が顕著で、平成27年に城崎温泉に宿泊した外国人観光客は、34,318人と前年比2.3倍を記録しております。2015年、ケイ・オプティコムは、城崎温泉の外湯にインバウンド対応に欠かせないWi-Fi環境の光回線整備を実施いたしました。本トライアルではそのWi-Fiスポットを活用し、クラウドソーシングによる通訳サービスの実現性を検証します。

    2.サービス概要

    本サービスでは、クラウドソーシングを活用することで、安価な通訳サービスの実現をめざしております。

    クラウドソーシングは、Webプラットフォームなどを通じて、細分化された業務を不特定多数の登録者(クラウドワーカー)に依頼する仕組みです。在宅で働くクラウドワーカーは、オフィスが不要で短時間勤務が可能なため、従来の業務委託に比べて低価格で人材を確保できます。本トライアルでは主婦向けクラウドソーシングプラットフォームを運営する株式会社うるるが、クラウドワーカー(通訳者)の教育・管理・運営を担います。

    また「クラウド通訳」に接続する動画チャットには、FacePeer株式会社が提供するWebRTCプラットフォーム※2を利用し、店舗に通訳者がいるようにスムーズな通訳を実現します。

    クラウドワーカー イメージ図

    3.トライアル概要

    ◆名称 :
    クラウド通訳
    ◆期間 :
    2016年4月4日(月)〜2016年4月28日(木)(予定)
    ◆対象 :
    豊岡市内(城崎温泉エリア)14店舗
     外湯7カ所:(1)さとの湯、(2)地蔵湯、(3)柳湯、(4)一の湯、(5)御所の湯、(6)まんだら湯、(7)鴻の湯
     店舗7カ所:(1)大黒屋、(2)すけ六、(3)海中苑、(4)喫茶萌阿、(5)まるさん物産店、(6)いたや、(7)伊賀屋
     ※対象店舗には、専用ステッカーを掲示します。
    専用ステッカー
    ◆通訳受付時間 :
    9:00〜22:00
    ◆対応言語 :
    英語

    地図

    ケイ・オプティコムでは、本トライアルでの評価・反省を踏まえ、今後本格的な「クラウド通訳」サービスの提供を検討してまいります。これまでになかった安価な通訳サービスを提供することで、インバウンド対応の環境を整え、地域の観光収入向上と外国人旅行者の満足度向上に努めていきたいと考えています。

    • *:Wi-FiはWi-Fi Allinceの登録商標です。
    • ※1:近年注目されている新しい働き方で、群衆(クラウド)と業務委託(ソーシング)を組み合わせた造語
    • ※2:World Wide Web Consortium (W3C)が提唱するリアルタイムコミュニケーション用のAPIの定義群、”WebRTC”を応用した「FaceHub」を利用します。
    • ※3:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」

    以上

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