- News Release
在宅ワークでインバウンドの課題を解決
「クラウド通訳」の有料トライアル実施について
2017年1月23日
株式会社ケイ・オプティコム
株式会社ケイ・オプティコム(以下ケイ・オプティコム、代表取締役社長:藤野 隆雄/本社:大阪市北区)は、クラウドソーシングを活用した映像通訳サービス「クラウド通訳」を、2017年1月23日(月)より有料のトライアルサービスとして開始することといたしました。
1.背景と目的
ケイ・オプティコムでは、主力サービスとして、個人向けFTTHサービス「eo光(ネット・テレビ・電話)」、法人向けサービス「ビジネス光」「オフィスeo光」、MVNOサービス「mineo」を展開しており、2016年4月には電力小売サービス「eo電気」をスタートしております。ケイ・オプティコムでは、これらのサービスに加え新たな事業の柱を築くため新規事業を積極的に開発していく「事業開発推進室」を設置いたしました。その「事業開発推進室」から初のサービスとして「クラウド通訳」を開始いたします。
2016年の訪日外国人数は、前年比21.8%増の約2,403万人※となりました。海外から多くの観光客が来訪している中、店舗側、観光客側ともに「言葉が通じないこと」に不便さを感じています。小売店舗などにとっては、インバウンド観光客対応のための一般的な通訳サービスの料金は高額で、導入のハードルが高いという課題があります。
一方で、人口が減少し今後ますます労働力確保が難しくなる中で、長時間拘束される働き方は子育て世代などでは選択が困難なことも社会的な課題となっております。
「クラウド通訳」では、新しい働き方として注目されるクラウドソーシングを活用し、専用のコールセンターをもたずにクラウド上でサービスを提供することで、安価な通訳サービスを実現します。これにより、インバウンド対応の環境整備と、在宅での就労機会創出の両面から地域社会に貢献してまいります。
本有料トライアルにて得られる、対応言語や通訳受付時間などのお客さまニーズにお応えすることで、本格サービスへとつなげていきたいと考えております。
2.有料トライアル概要
- ◆名称:
- クラウド通訳
- ◆期間:
- 2017年1月23日から受付開始
- ◆対象:
- 法人向けサービス(BtoB)
- ◆対象地域:
- 日本全国
- ◆通訳受付時間:
- 9:00〜21:00
- ◆対応言語:
- 英語・中国語(北京語)・韓国語
- ◆初期費用:
- 10,000円(1〜10IDまで)
*11台目以降10台ごとに初期費用が追加となります。 - ◆料金プラン:
- (1)60分プラン : 5,000円/月
(2)使い放題プラン : 12,000円/月 - ◆端末レンタル費用:
- 1,000円/台・月
ケイ・オプティコムでは、2016年4月に、城崎温泉(兵庫県豊岡市)で本サービスの無料トライアルを実施いたしました。城崎温泉の外湯、お土産店や飲食店などの協力によりクラウド通訳の検証を実施し、大変ご好評をいただきました。また、2016年10月には、海外からの参加者が年々増加している大阪マラソンにおいて試験運用を実施し、海外からの参加者に体感していただきました。
これら2回の無料トライアルの評価・反省を踏まえ、今回有料トライアルとしてサービス提供を開始いたします。
有料トライアルに向けた試験導入として、株式会社パルコ様にて「クラウド通訳」を運用いたします。株式会社パルコ様の中でも、外国人旅行者比率が最も高い札幌PARCOのインフォメーションデスクおよびテナント店舗にて、1月27日(金)より運用を開始いたします。
本サービスは、株式会社うるるBPOおよびFacePeer株式会社との連携により、その場に通訳者がいるようなスムーズな通訳か可能となりました。無料トライアル時には英語のみの対応でしたが、本サービスでは英語・中国語・韓国語の3カ国語に対応することで、より多くの外国人観光客に対し柔軟な対応を実現しております。
3.サービスサイト
URL: http://www.k-opti.com/co-creation/crowdtsuyaku/
- *:Wi-FiはWi-Fi Allianceの登録商標です。
- ※:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」(2016.1〜12月末)
以上
<参考>各社概要・導入事例
各社概要
- ■株式会社ケイ・オプティコム
- (1)代表者名:藤野 隆雄
- (2)所在地:大阪市北区中之島3丁目3番23号中之島ダイビル
- (3)設立日:1988年4月2日
- (4)主な事業内容:電気通信事業、有線一般放送事業、小売電気事業、電気通信および有線一般放送に関する機械器具および設備の設計、設置、販売、割賦販売、賃貸および保守、運用
- (5)URL:http://www.k-opti.com/
有料トライアルに向けた試験運用(導入事例)
株式会社パルコ様では、2017年1月27日(金)より、PARCOの中でも外国人旅行者比率が最も高い札幌PARCOにおいて、「クラウド通訳」の試験導入を予定しております。外国人旅行者のご利用が多いインフォメーションカウンターと該当ショップにて、外国人のお客さまがいらっしゃった際に、ショップに設置している専用端末(スマートフォン)より通訳者を呼び出し、お客さま・スタッフ・通訳者の3者で通話いただくことで、日本語のわからない外国人旅行者とも円滑なコミュニケーションを図ることが可能となります。
2月末までの間は、実際にご利用いただいたお客さまや店舗スタッフからのご要望などを検証し、他言語の追加検討や他店舗での展開に向けたサービス改善などを実施していきます。